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丸亀城宵あかり 2021-09-17

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2021年3月、市民の交流・活動の拠点としてスタートした丸亀市市民交流活動センター マルタス。オープン以降、マルタスでは様々な展示やイベントが開催されています。
新型コロナ感染症の影響で、毎年恒例だったイベントやお祭りが軒並み中止となったこの夏、丸亀城前の道路が例年とは違う景色に彩られました。

7月17日に行われたWillMs丸亀さん主催の『丸亀城宵あかり』。
感染拡大防止に配慮し、商店街とマルタス前の道路に会場を分散して、立ち飲みイベント「通町テラス」の開催や、約2mの大きな竹灯籠を中心に大小約200基様々な灯りが灯されました。

WillMs丸亀代表の横山純果さんは、丸亀出身。10年程前、ご家族の転勤先から再び地元丸亀に戻ってきた時、街の変貌っぷりにショックを受けたと言います。
ご自身ができることで丸亀の賑わいをもう一度…と、横山さん率いるWillMs丸亀では3年前から『浴衣でまるがめ散歩』や『月菜汁※の普及』を通して地域活性化に取り組んでいます。今回のイベントは『浴衣でまるがめ散歩』の一環として企画されました。

イベントの実施が決まったものの、少ないメンバーと限られた予算でどうやってやっていこう…? そんな不安もあったようですが、その課題は市内外の団体や企業、丸亀市民のみなさんとのご縁により少しずつ解決していったとのことです。

丸亀城宵灯りのイベントの趣旨やWillMs丸亀さんの想いを伝える中で、繋がっていく人たち。

イベントでは、同じように賑わいを取り戻したいと思っている地元の団体が準備や実施のサポートをしてくれました。また当日会場を彩った竹は、処分に困っている市内の方とご縁があり、提供はもちろん、枝打ちなど事前の準備も手伝ってくれたそうです。
さらには当日、マルタス前の道路を灯した三角灯篭は、市内の中学校に通う生徒やマルタスのワークショップに参加した子どもたちの手によって作られたものということでした。

それぞれが、できることで少しずつ関わり、繋がって形となった今回のイベント。

日が暮れてから灯りに集う人たちは、自分が作った灯篭を見つけたり、風情ある景色を写真に収めようとカメラを向けたり…それはまさに今回のイベントを完成する最後の1ピースかのように存在していました。


見に来るだけでも地域づくりに参加することができる

「地域づくり」や「地域活性化」というと、難しく考えてしまいがちですが、もっと気楽に、手の届く範囲で「自分たちの街のためにできること」はたくさんあるのかもしれません。

「このイベントを毎年恒例のイベントに育てていきたい」と話す横山さん。

各々の出来ることで少しずつスタートできる場がここにはある、そんなことを感じさせられたイベントでした。ありがとうございました。

WillMs丸亀さんでは、活動をサポートしてくれるボランティアの方やメンバー、企画やイベントに関わってくれる人を随時募集中です。
ご興味ある方は https://www.facebook.com/willmsmarugame までお問合せください。

 

※月菜汁:1999年(平成11年)の丸亀市市制施行100周年の記念に、歌手さだまさしさんによって制作された楽曲「城のある町」の中に登場する架空の郷土料理

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